宇宙戦争 純粋知性体の襲来 地球の歴史 その74 1898年に出版された小説「宇宙戦争」 火星人襲来という物語は現在まで続く純粋知性への妄執だったという話

サイエンスライター北村雄一の地球放送
2 Jun 202419:12

Summary

TLDR北村雄一による「地球の歴史その74」は、人類が神に進化するというミームの歴史を探求。19世紀の火星人像から現代の知的エリートへの影響まで、この思想がどのように欧米の政策立案に影響を与えているかを考察。また、H.G.ウェルズの「宇宙戦争」におけるタコ型火星人の描写は、未来人類の姿として考案されており、その進化と技術力の差が人類への攻撃においてどのような影響を与えるかを分析。さらに、現代の技術進歩とその危惧、人類が神になれるという考え方とその背後にある西洋の文化的な流れについても触れる。

Takeaways

  • 🌟 人間が神に進化するという考えは中世から存在している。
  • 👽 タコ型火星人は人類の未来の姿として想像されたもの。
  • 📚 小説『宇宙戦争』は1898年に書かれ、火星人が地球に攻めてくる話。
  • 🌌 火星の運河は細い模様を指す言葉で、19世紀には火星に植物が生えているという誤解が広まった。
  • 🔬 火星人は頭脳と指だけの存在で、機械を使って移動し、足は必要なくなった。
  • 🌍 小説では火星人が地球に侵略し、短期間でイギリスを支配する。
  • 🎬 2005年の映画版『宇宙戦争』では火星人が病気で死ぬ結末が不評だった。
  • 🧪 火星人は血液を体に注射することで食事をしていた。
  • 📖 火星人には内臓がなく、情緒の変化がない設定。
  • 💡 知性を過剰に評価する西洋文化の影響が現代のエリートにも見られる。

Q & A

  • 北村雄一が語っている「地球の歴史その74」の主題は何ですか?

    -「地球の歴史その74」の主題は、人間が神に進化するというミームの歴史と宇宙戦争についての議論です。

  • タコ型火星人というアイデアはどこから来ていますか?

    -タコ型火星人のアイデアは、イギリスの作家ウエルズによって書かれた小説「宇宙戦争」から来ており、彼はこれを人類の未来の姿として想像していました。

  • 火星人が地球に攻めてくる小説「宇宙戦争」はなぜ書かれたのですか?

    -「宇宙戦争」は19世紀の火星人がいるという都市伝説やローウェルによる火星の運河説に基づいて書かれた作品です。

  • 火星人が人間を捕らえて食べる描写がある理由は何ですか?

    -火星人は血液を直接注入することで内蔵と消化器官を対価としているため、人間を捕らえて血を抜いて自分の体に注入しています。

  • 火星人が人間と同じ姿をしていると思われる理由は何ですか?

    -火星人が人間と同じ姿をしていると思われる理由は、小説「宇宙戦争」の中で火星人が未来の進化した人類の姿として描かれているためです。

  • 火星人が人間を捕らえ享用意図は何ですか?

    -火星人が人間を捕らえ享用意図は、彼らが進化した知性体として純粋な知性のみを持つ存在であり、人間のような内臓や感情を持たないためです。

  • 「宇宙戦争」の映画版と小説版では異なる点は何ですか?

    -映画版「宇宙戦争」は舞台をアメリカに移し、宇宙人が病気で死ぬという展開で不評でしたが、小説版では火星人が英国を攻撃し、人類が絶望的な状況に陥る描写があります。

  • 火星人が人間を捕らえ享用意図は小説のどこで説明されていますか?

    -火星人が人間を捕らえ享用意図は小説「宇宙戦争」の地球での火星人の行動と、彼らの進化や生理について説明されている部分で述べられています。

  • 「宇宙戦争」の作者であるウエルズはどのように火星人を描写していますか?

    -ウエルズは火星人を頭脳と指だけの存在として描写しており、彼らは機械的な体を使って移動し、人間を捕らえて血液を注入することで生きています。

  • 火星人が純粋知性体であるとされている理由は何ですか?

    -火星人が純粋知性体であるとされている理由は、彼らが進化の過程で内臓や消化器官を持たなくなり、感情や気分の変化を経験しないためです。

  • 「宇宙戦争」において火星人がなぜ地球を攻撃するのかの理由は何ですか?

    -「宇宙戦争」において火星人が地球を攻撃する理由は、彼らが進化した知性体として、人類を利用することで自分たちの生存と繁栄を図るためだとされています。

Outlines

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📚 科学ライターの歴史的考察と火星人

北村雄一による科学番組では、人間が神に進化するという思想の歴史を探求。中世からのこの思想は、19世紀の火星人まで遡り、その影響が現代の欧米知エリートにまで及んでいる。小説「宇宙戦争」のタコ型火星人が、未来の進化形であることが示され、このアイデアが作者ウエルズから来ている。火星人の特徴的な描写は、人間との違いを強調する8本の指や頭脳のみの存在である。

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👽 火星人の描写と「宇宙戦争」の影響

「宇宙戦争」の火星人描写は、人間に対する技術力の差を象徴しており、彼らの武器は人類にとって理解不能である。小説のリアルな描写は、過去の歴史と進化論の影響を示す。また、火星人が人間を狩る描写は、人間が他の動物を利用する姿を反映しており、火星人が純粋な知性体である設定が、4体液説の影響を受けている可能性がある。

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🌌 宇宙進出と知的生物の進化

人類が宇宙進出を果たし、月で発見された奇妙な装置が、訪れた宇宙人が残したもので、知性化の成功を報告する役割がある。この装置は、地球の進化を促進する宇宙人のものであり、彼らは純粋な知性体として、肉体を捨て精神のみで存在する。この描写は、知的生物の進化の最終形として、神への進化を示唆している。

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🚀 未来への展望と人類の進化

放送の最終段落では、現代の知的エリートが神になれると信じることについて触れ、技術進歩が人類を未来に向かって進化させる可能性がある。しかし、石炭と石油の枯渇が現代文明の終焉をもたらす可能性も示され、人類が知能を失わなければ草文明が続くという楽観的な未来も提案されている。

Mindmap

Keywords

💡ミーム

「ミーム」とは、文化伝播において、人々の間で広まっていくアイデアや信仰、行動パターンなどを指します。このビデオでは、人間が神に進化するという考えがミームとして欧米の知識エリートに影響を与えていると説明されています。

💡宇宙戦争

「宇宙戦争」とは、H.G.ウェルズによって書かれたSF小説のタイトルであり、火星人が地球を侵略するという物語を展開します。ビデオでは、この小説が純粋知性体としての火星人を描いた作品として紹介されており、人類の進化や未来についての考えを引き出す役割を果たしています。

💡タコ型火星人

「タコ型火星人」とは、ウェルズの小説「宇宙戦争」において描かれる火星人の特徴的な外見を指します。彼らは頭脳と指だけの存在であり、人間との違いを強調するために8本の指を持つとされています。この表現は、人類の進化や未来についての創造的な想像を示しています。

💡純粋知性体

「純粋知性体」とは、感情や内臓などの影響を受けずに、知性だけを中心とした存在を指します。ビデオでは火星人がこのような存在として描写されており、人類の進化の最終目標として神に近い状態に達するという視点から語られています。

💡進化

「進化」とは、生物が時代を経て変化し、新たな形態や特性を持つようになるプロセスを指します。ビデオでは、人類が神に進化するという進化の最終段階について語られており、火星人を通じて未来の進化形態が想像されています。

💡火星の運河

「火星の運河」とは、19世紀末に人々が火星に存在すると誤解した細長い地形を指します。ビデオでは、この誤解が火星人が人工的な水路を建設していると誤解する都市伝説を生み出し、火星人存在説の根拠として使われたと語られています。

💡技術力の差

「技術力の差」とは、異なる集団や時代において技術のレベルに差があることを指します。ビデオでは、地球と火星人の間の技術力の差が、人類が火星人の攻撃を理解できず、無力であることを象徴しています。

💡ダーウィン

「ダーウィン」とは、チャールズ・ダーウィンを指し、進化論の父とも呼ばれる生物学者です。ビデオではダーウィンの理論がウェルズの小説「宇宙戦争」に影響を与えたと紹介されており、進化の考えがビデオの主題と密接に関係しています。

💡知的進化

「知的進化」とは、生物が知能を獲得し、より高度な思考や判断能力を持つように進化するプロセスを指します。ビデオでは、人類が知的進化を経て神に近づくという視点から、火星人と人類の進化について議論されています。

💡2045年の予言

「2045年の予言」とは、人類が技術進歩を通じて神のような存在になるという予測を指します。ビデオでは、この予言が現代の知識人間に影響を与えているとされ、人類の未来についての視点が提供されています。

Highlights

北村雄一が「地球の歴史その74」で、人間が神に進化するというミームの歴史と宇宙戦争の関係について語っている。

タコ型火星人がイギリスの作家ウエルズによって創造され、人類の未来の姿として描かれた。

火星人が地球に攻める小説「宇宙戦争」は、19世紀の科学者たちが火星に植物や生物があると信じていた背景にある。

ローウェルが火星の細運がを観測し、火星人が存在するという説が広がった。

「宇宙戦争」の登場人物は、技術力の差で火星人の攻撃を理解できない状況に置かれる。

火星人が人間を利用し、血液を注入することで生命力を得る描写がある。

火星人は純粋知性体として描かれており、内臓や感情の影響を受けない。

ウェルズの火星人設定は、西洋医学の4体液説の影響を受けている可能性がある。

火星人が純粋知性体である設定は、現代の技術進歩と人類が神に進化できるという考えにつながる。

「2001年宇宙の旅」では、宇宙人が地球の進化を促進し、人類が宇宙進出を果たす物語が展開される。

現代の知的エリートたちが、人類が神に進化できると信じているという現象が指摘されている。

2045年までに人類は神になる、または不老不死になるという主張がある。

欧米の知識エリートが、再生エネルギーで問題が解決されると考えているが、それは誤解である。

石炭と石油が尽きたら、現在の文明は終わり、草文明に戻ることになる。

人類が知能を失わなければ、石炭喪失後でも2億年草文明が続くという見方がある。

次回の放送では、人類が滅びる唯一のリスクについて語ることになる。

Transcripts

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サイエンスライター北村雄一の地球放送

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地球の歴史その

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74本日は人間が神に進化するという

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ミームの歴史宇宙戦争を語り

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ます人は天使になりついには神になるこう

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いう考えはね中世からあったんですタ型

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火星人はそういうミームの19世紀版です

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ねそして現在まで生き残って欧米の知

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エリートに影響いるんですね最近欧米の

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知識人が何やら妙なことを言っているのも

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実はこのミームが原因なんですね欧米の

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知識エリートは政策の立案にも影響を与え

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ているから私たち日本人にも何かしら

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関わっているんです

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ねつまり本日する中戦争の話案外ね笑い事

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ではないんです

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ねさて人間が神になるという話になぜ

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火星人が登場するのか

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タ型火星人はイギリスの作家ウエルズさん

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が書いた小説宇宙戦争1898年に登場し

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たものなんですけど実はねタコ型人間は

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最初は人類の未来の姿としてウエルズさん

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が想像したものだったんですね作中でも

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主人公の口を通してこのことが語られてい

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ますつまりタコ型火星人は人が神になる

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ミームの発展型なんですね

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火星人が地球に攻めてくるという小説を

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書くためにウエルズさんは未来人類の

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アイデアを火星人に転用したんです

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ねそしてこの火星人こと未来人類は頭脳と

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指だけの存在なんですね小説宇宙戦争の中

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で火星人は16本の縮を持っていてそれが

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2つの束になって頭部の下から生えている

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と描写されています

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に火星人には8本指で左右合計16本の指

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があるということなんですね5本指では

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なく8本指なのは人間と差別化するためな

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んでしょうね火星人は人類よりもはるかに

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なく何十万年も機械を使ってきた機械で

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移動するから足は必要なくなって大下消失

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一方頭を果たして機械の操作に使われる手

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の指が残っ

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た火星人は常頭脳だけの存在で機械の体を

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大の体として使う昆虫のような機械を操り

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獲物を追いかけ作業を行う祖先は人型だっ

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たけどこういう進化で頭脳と指だけになっ

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た存在それがタコ型火星人なんですね

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そしてそもそもは人間は進化の縦にこう

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いう姿になるという未来予測だっ

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たさて180098年19世紀の割りに

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火星人が攻めてくるこういう小説が書かれ

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た理由も説明しましょうこちらは僕が描い

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た火星のスケッチ2020年10月18日

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のものカラースケッチの下に白黒で説明図

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を描いていますよねそして白黒説明の

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ところで少し青みがかった灰色を使って

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いる火星には暗い模様があってそれは少し

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青みがかっているんですでも人によると

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これが鮮緑植物の色に見えるらしいんです

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ね僕にはこれは原武がの色に見えるし実際

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そうなんですけど人によると緑に

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見えるそれが宣伝されて火星には植物が

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生えている生物がいると言われていたん

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ですさらにスケッチの1つを取り出してみ

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ましょう真ん中近くにある細い筋は

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マリネス強国太陽系最大の谷で長さ

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4000km深さ7kg最大幅200km

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ありますこれはね古典的にはアート大門運

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がと呼ばれていた模様なんですねえ火星の

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運が本当にあるのそう思う人もいる

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でしょうねでもね運がというのはこの場合

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天体に見える細くて暗い模様を指す言葉な

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んですねガリレオガリレイが月の暗い模様

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を便宜場海って呼んだのでこでの暗い模様

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にはしばしば水関連の単語がつくんです

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例えばこのスケッチの真ん中にあるのは

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太陽の

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湖そしてこちらはアウロラのワンそして

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シレンの

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海アト大門は細長いから運河と呼ばれてい

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ますこのように火星の運河とは本来は

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細長い模様を表現する単語でしかなかった

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んですねところが19世紀の割り

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ローウェルという人が火星には細運が何ぼ

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も走っているそれがネットワークを作って

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火星を覆っていると言い出したんです僕の

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スケッチの家にローウェルのいう運がを

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重ねるとこうなるんですけどこんな細い

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シャープな線が見えるわけないんですね

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望遠鏡で見る実際の火はとても小さいです

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しかも明るく輝いて待機の粗密を反映して

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影ろのように揺れているんです

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ねロエルさんの言よな細いシャープの筋が

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見えるわけないんですね人間の視力や望遠

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鏡の改造度を超えているんですところが

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ローウェルさんのような細い運がが見えた

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という人が他にいく人も現れたんですね

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さらにこんなに細くて科学的な構造は人工

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物に違いないこれは火星人が建造した巨大

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な水路だという説が19世紀にはびこった

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んですこうして19世紀の割り火星人が

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いるという都市伝説を皆が半分ぐらい信じ

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ていたんですね火星人が地球に攻めてくる

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宇宙戦争はこういう時代に書かれたものな

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んですそれにしてもローヤルさんたちが見

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たという見えるはずのない細すぎる運が

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これ一体何だったんでしょう見たものを

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脳内で処理する過程で生じたバグだという

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説があるんですけど多分それが正しいっ

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ぽいんです

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ね人間の感覚には個人差があって人による

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と色味の違いを実践として認識して見て

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しまう場合があるんですねバグで見えて

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しまった実践から文明を確信して灰色が緑

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に見えたので植物が生えていると信じた

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こうして火星はロマン溢れる星となったん

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ですそして小説宇宙戦争は人工物の落下

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から物語が始まります先日火星で異常な

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発行が確認されたこの人工物は火星から来

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たものなん

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だろうしかも中から音がする

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そして蓋が開いてきて

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いる夕方になって蓋が地面に落ちて人工物

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がついに開いたんですね火星人が中から出

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てくるきっと人間と同じ姿をしているん

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だろうなみんなそう思っていたら化け物が

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出てきたんですねそしてタコのような姿を

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した機械な火星人は奇妙な道具を持ち出し

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てきたんですその道具から離れる熱線で

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人々がやこされていくんですですねこの時

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主人公はたまたま運よく助かるんだけど何

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が起こったのか理解できないんですねこの

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ありの描写は非常にリアルです技術力に差

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があると相手の武器が危険であることが

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分からなくなる1833年小説宇宙戦争の

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65年前ですねまだ若者だったチャールズ

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ダーウィンダーウィンは後に進化論を提案

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して小説宇宙戦争にも影響を与えた人です

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けど宇宙戦争より65年前南米災難タを

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海軍の船に乗って訪れたダーウィンは地元

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民に襲われた際の話を書き残しています

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海軍士官が威嚇発破をするけど相手がこれ

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を危険だと理解してくれないんですね技術

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力の差があると何が危険なのかさえも理解

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できない地球侵略に来た宇宙人に人類が

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完全と立ち向かう映画がたくさんあるけど

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残念あんなことをできないんですね

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技術力の差があると相手の攻撃がそもそも

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理解できない反対に技術力の差を宇宙戦争

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でえたウエルズさんはさすがですね

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ダーウィンのBグル号公開機を読んでいた

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のかもしれません一方宇宙戦争の主人公は

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考えます地球の重力は火星の3倍武器を

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持っていても火星人は一歩も動けないはず

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だとでもその予想は間違っていたんですね

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火星人は機械のの体を使って

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進撃大砲の射程外から毒ガ団を発射ダエ

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低空陸を一方的に

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殲滅わずか3日でイギリスは国家都市の

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機能を

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喪失地球に降下した50人程度の火星人に

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重任されてしまうんですね宇宙戦争の映画

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家というと2005年のものが有名ですね

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舞台をイギリスからアメリカに移したもの

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です侵略してきた宇宙人がいきなり病気で

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死ぬから不評でしたあれは絶望が足りない

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んですね原作だとわずか3日で軍隊壊滅

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抵抗能力を喪失火星人が持ち込んだ真っ赤

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な植物が猛烈に増えて大地は染まって地球

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の植物が枯れていく食料もなく逃げ惑う中

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火星人が人間がりを行っているこういう

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絶望の中でいきなり火星人がいなくなるん

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です理由なんてどうでもいいからとにかく

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たと思えるんですねあの最後を納得させる

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には絶望をもっと深くしないといけません

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ねさて火星人は火星で人間にた動物を利用

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していました火星人の祖先は人型という

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設定ですからこれって人間がチンパンジを

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追いかけ回しているようなものなんですよ

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ねそして火星人は地球でも人間がりを行い

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ます人間遅れた紳士とかをとっ捕まえて

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持ち帰って食べるんですね食べると言って

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も切ったり焼いたりするわけではありませ

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ん人間の血を抜いてその血を自分の体に

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注射するんです僕は小学校の時にこの描写

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を読んで絶対やだなと思ったんですけどね

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食事のたびに自分の体に注射を打つって皆

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さんも嫌ですよねというか他の動物の血液

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を自分の体に打ったら死にますよね

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でも小説を読むとこれにも理由があること

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が分かるんですね人間には胃腸や肝臓秘蔵

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などがあるけど火星人にはないウェルさん

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はこう書いています人間は肝臓や胃腸の

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良し足で気分や情緒が影響されるでも

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火星人にはそれがない火星人は血液を直接

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注入することで内蔵と消化期間を対価させ

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ただから火星人には内臓による情の変化が

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ないのだと要するに火星人は脳が生み出す

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知性だけの存在純粋知性体だってことなん

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ですねそれにしても内臓による感情の影響

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を重視するウェルズさんの

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発想ちょっと実感が持てないですよねもし

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かしたらこれは古い西洋医学の4体液説の

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名残りかもしれません正号では血液粘液

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黄色の単重黒い単重この4つの体液が人間

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の健康や気質精神を視界すると考えたん

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ですね黒い炭住はギリシャ語でメラスコレ

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と言うんですけどこれはねメランコリーの

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語言なんですね黒い炭住は非で作られると

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されていたから内臓ない火星人に憂鬱症は

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ないことになります内臓がないから気分や

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情緒が乱されないウエルズさんによる

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火星人の設定には4体液説の影響があるの

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かもしれます

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ねこのように情緒が乱れることのない純粋

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地生体たる火星人ですけどでもね食事の際

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には嬉しそうな声をあげたりするんですよ

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ねもちろん黒炭住の憂鬱でメランコルに

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なるとかじゃないから設定の矛盾ではあり

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ませんねでも僕はこの純粋知性歌っておき

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ながら明らか輝度哀楽なある火星人が

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大好きでしてね知性なんてものは所詮は

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無駄島無駄をこじして黒見せびらかす技法

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の1つでしかありません知性なんてものは

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ね取りに足らないくだらない存在ですね

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それを象徴するかのような火星人が大好き

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なので私のアバターも火星人ですもちろん

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ウェルズさんは純粋知性隊として火星人を

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真面目に設定しているんです

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ねウルズさんはね火星人には性別がないと

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設定しています他の作品を見ても分かる

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けどウルズさんはどうもせというものをだ

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したものだと思っていたらしいんですね

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実際には我々人類の知能は男性女性の恋愛

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ゲームから表している

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らしいそういう知識を踏まえると性がない

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純粋知性体と設定された火星人のトチ感

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ぶりがより明瞭になりますねしかし純粋

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地生体というミームは時代が立つにすれて

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おかしくなりました1968年に公開され

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た絵が2001年宇宙の

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旅素晴しい映像日を持つわけがわからない

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抽象的な映画と言われるこの作品映画は

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キューブリック監督小説版はイギリスの

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SF作家アーサーシークラーク小説版はね

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映画より分かりやすいですね300万年前

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宇宙人が地球にやってきました宇宙人は

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知世こそが最上の価値であると考えて訪れ

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た世界で見込みがある動物の知性化を促し

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ていたんですね地球でエジを見つけた

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宇宙人はは長方形の機材でエジの知性化を

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促進しますちなみに映画でも小説版でも

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宇宙人の姿は描写されていません宇宙人は

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地球と違った進化の産物だから姿の想像も

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予測もできないからですねここで僕が適当

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に描いた宇宙人を見れば分かりますよね

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これは人間と基本構図が同じだけどそれで

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も見た目が異すぎます

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ねそして異質すぎるといいつつ気温構図が

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同じだから実際には異質ではない異性の

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産物とも思えないキューブリック監督も

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クラークさんも宇宙人の直接描写を避けた

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けどそれは正しい判断だったんですね

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ともあれ知的生物に進化した人類は宇宙

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進出を果たしてそして月で奇妙なものを

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見つけますこれは来訪した宇宙人が残した

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装置で役割は2つ1つ知性化成功しこの

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種族は宇宙を果たしたと異星人に報告する

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2つ新たな知性化種族に道を

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示す道をたどった主人公はワーブゲートを

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抜けて部屋にたどり着き

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ますここまでに人類は300万年かかった

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けどその間に異星人も変貌を遂げていたん

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ですね体を機械に交換して宇宙を飛び回る

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こういう段階はとくに通りすぎて空間自体

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に構造を刻み込んでそこに自分たちの記憶

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と機のを移し替えていたんですねつまり

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肉体を捨てて精神だけになった文字通りの

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純粋

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生体そして純粋生体たちは主人公の体を

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無断で分解して自分たちと同じものにして

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しまうんですこういうことをすると後で

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必ずトラブルになるから契約書を交わすと

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か条件を読み上げるとかそういうことを

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するべきなんですけどこの宇宙人さんたち

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それをしないんですね知性化できるし神に

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もなれるのだからやってもいいでしょうと

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言わんばかりに相手の意思も聞かずに実行

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してしまうんですクラークさんは自分では

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そう思っていないかもしれないけど彼の

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小説はねこういう横暴な視線がよく登場し

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ます神への進化純粋知性知性の過剰な評価

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これは西洋の文化では古代中世から見

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られるものですねそして調べていて僕も

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驚いたけど昨今の大のセリートの皆さん

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大真面目に人類は神になれると信じている

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らしいんですね加速的な技術進歩で

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2045年に人類や不老士の神になると

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主張しているカワイルさんあるいは大宇宙

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へ羽ばたく未来の人類のために今できる

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ことをやろうと主張する哲学者マッカ

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スキルさんこの人の賞は欧米で今人気

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らしいんですねロケットを接せと飛ばし

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てるイーロンマスクさんもその流れ赤字の

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宇宙にわざわざ行く理由は何だと疑問に

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思っていたけどそれは根拠なけ夢だったん

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ですね第45回放送の石炭機から僕が話し

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てる内容は石炭と石油がつきたら今の機械

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文明は終わるということですその理由を1

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個1個説明してきたのであって全ては石炭

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機の余興ですねそもそも僕らの今の文明は

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石炭機の残光にすぎません欧米の跡

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エリートは再生エネルギーで問題が解決さ

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れたと考えているけどそんなことはあり

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ませんね石油が尽きてそして石炭が尽きた

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後に今の文明は終わります今のような知的

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エリートなんて存在できない世界になる

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その後は草文明で過ごしましょう色々失っ

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てしまうけどそんな悪くない時代のはず

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ですところがねよもや欧米の広学者たちが

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のきなみSFの読みすぎで自分たちが神に

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なって宇宙へ羽ばたくと信じているとは

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これねちょっと予想外でしたねそのく彼ら

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未来を恐怖してもいるんですね高度なAI

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や人口を許す名マシンや環境破壊で人類が

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滅亡するのではと中位のリスクを取り上げ

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てもいるんです

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ね次回はそんなことでは人類は滅びないと

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いう話をしましょうこれはもしも人類が

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知能を失わないのなら石炭喪失なと草文明

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は2億年続くよという話でもあるんです

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けど人類を滅ぼしよる唯一のリスクとは

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一体何か次回はそれについて語りますでは

play19:08

また来週

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